利用者さんのなかには、ヘルパーや介護士の力を借りることに抵抗を持っていらっしゃる方もいます。若い時はバリバリ仕事をしていて、年をとっても、自分が老いたと認めたくない方もいます。
「何でも一人でやれますね。」(NG)
気になって、お手伝いをして差し上げようとしても、「ちょっと疲れただけだから、お手伝いしなくて結構よ」気丈に振るまわれる方もいます。「〇〇さんは何でも一人でやれますね。」とお手伝いしないことの方が多いです。介護では残存機能を使ってもらうということで、自分でできることはしていただくことになっています。でも、最低限、見守りは必要です。あとはいつもその利用者さんのことを見ていて、今日はいつもより疲れていらっしゃるということを感じることができればいいと思います。
「私もそうなんです。歩くのおっくうだったりしませんか。」
明らかに普段と様子がおかしい場合、「ちょっと疲れただけだから、お手伝いしなくて結構よ」と言われても、「季節の変わり目は体がつらくなりますものね。」とさりげなく切り出して、「私もそうなんです。歩くのおっくうだったりしませんか。」とさりげなく体の調子を聞いてみてください。「そういえば、最近、足腰が弱くなっちゃたみたい。」と本音を話してくださるかもしれません。
介護していて、利用者さんの本音を聞き出すのはむずかしいです。よほどの信頼関係がない限り、ストレートに聞いても答えてくれません。普段のさりげない日常会話から、利用者さんの思いをくみ取れたらいいと思います。
