認知症で幻覚を見る利用者さんの対処法

声掛け

認知症の利用者さんのなかには、幻覚を見る方がいます。幻覚は、実際に存在しないものを見たり聞いたり感じたりする症状のことです。レビー小体型認知症の方が初期の頃からみられる症状になります。私の施設でも、子供がついてきたり、知らない人がドアの向こうに立っていると仰る方がいます。なかには死んだはずのご主人とお話をされる方もいます。

「どこですか!誰もいないじゃないですか。」(NG)

「黒い眼鏡の人が部屋に入ってくる!」と言われ、「どこですか!誰もいないじゃないですか。」と言うのはいけません。「いるんだよ!」と怒られてしまいます。

「私が追っ払います。任せてください。」

私たちには見えていなくても本人には実際に見えているわけですから、「誰もいないですよ。」と言っても、落ち着いていただくことはできません。こういう時の対処法として、実際にいると仮定して、「私が追っ払います。任せてください。」「私があなたを守ります。」と守られている安心感を与えてあげることがベストだと思います。いるのかいないのかは、その人しかわかりませんので、状況が変わるまで見守るしかありません。

ちなみに私は幽霊がいるかいないかでいえば、もしかしたらいるのではないかと思っている方です。利用者さんが見ている幻覚がすべて幽霊だとは思いませんが、利用者さんが亡くなったご主人と話している姿を見ていると、実際にご主人が黄泉の国から来てくださっているのかなあと何だか微笑ましく思えてきます。

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