認知症の高齢者をレクリエーションに参加していただく

声掛け

グループホームでは昼の時間はたいていレクリエーションの時間は設けられています。グループホームの1ユニットは9人しかいませんので、できれば全員参加していただいて、レクリエーションを行うのが理想だと思っています。ところが利用者さんのなかには、多くの人といっしょにいることが苦痛に思われている方もいらっしゃいます。好きな人だけ集めるのか、全員参加形式で行うのか介護士のなかでも意見が分かれるところです。

「そう言わずに一緒にやりませんか」 (NG)

レクリエーションに誘っても、否定的な発言をされる方に、「そう言わずに一緒にやりませんか」と言うと、「嫌だって言ってるでしょ!」と怒鳴られる場合もあります。高齢者と言っても、いろんな性格の人がいます。生きてこられた環境も異なります。なかには、レクリエーションの参加が本当に嫌な方もいます。嫌がる理由の背景には、様々な事情があります。

たとえば、車いす生活の不自由さを自分のなかに受け入れることができずにイライラしている場合もあります。その日の体調が悪いのかもしれません。年齢を重ねるにつれて、むかしできていたことができなくなった不安感をお持ちかもしれません。もちろん、そんなイライラした気分な方にこそ、気分転換になるレクリエーションを提供したいところです。多くの介護士が悩んでいるところでもあります。

「〇〇さんのお知恵を貸してもらえますか?」

レクリエーションを嫌がっている利用者さんに、やってみたいことを聞いてみるのもいいと思います。また、「〇〇さんのお知恵を貸してもらえますか?」と聞くと、「私はもっと頭を使うことがやりたいのよ。」と答えてくださるかもしれません。「それならクイズとかはどうですか。」と話しが広がるかもしれません。その日はレクリエーションに参加できなかったとしても、会話をするうちに打ち解けてくださり、少しずつ心を開いてくれたり、信頼関係を持つことができるようになります。

レクリエーションというと、幼児のお遊戯を連想される利用者さんが多いです。「こんな子供だまし、ばかばかしくてできない」など、否定的な発言をされる方も多いです。カラオケでも、歌謡曲が好きな人もいれば、童謡が好きな方もいますが、なかには童謡ばかり選曲していると、「子供扱いするのね!」と仰る方もいます。カラオケの場合、本当はみんなの前で歌いたいのに、遠慮して歌われない方もいますし、本当に歌うことに自信がなくて、人前で歌を歌うことを嫌がる方もいます。なかには音程やリズムがあっていないのに、マイクを離さない方もいます。なるべく多くの人に楽しんで頂くようにするのが、進行役(MC)の役割になってきます。

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