リクリエーションが苦手な利用者さんに対する言葉かけ

声掛け

高齢者の施設では、どうしてもレクリエーションの時間に全員参加を強要しがちです。というより高齢者の施設そのものが、団体行動の場であるといっても過言ではありません。みんなで食事したり、体操したり、散歩したり、レクリエーションしたりします。団体行動が苦手な人に団体行動を勧めたり、友達づくりを推奨するのは、むしろ逆効果でストレスになると思います。

「友達ができればきっと楽しくなりますよ。」 (NG)

「団体行動は苦手です。家に帰りたいです。」と苦しんでいる利用者さんに「友達ができればきっと楽しくなりますよ。」と言葉がけしても、ストレスが溜まる一方です。こういう場合は、施設に来て、慣れない団体生活で疲れていることをまず労ってあげましょう。施設に来られただけでも、大きな環境の変化です。

「焦ることはありませんよ。」

「いきなりの団体生活でお疲れですね。」「無理に周りに合わせようとせず、ご自分のペースで生活してくださいね。」「〇〇さんのように、団体行動が苦手という方は意外に多いですよ。」「今では皆さんご自分のペースをつかんで暮らしていらっしゃいます。焦ることはありませんよ。」私はレクリエーションは強制ではなく、自ら意志で参加して頂きたいと思っています。

高齢者のための施設は、団体生活をする場ではあるけれど、可能な限り自分のペースで生活できるところでもあるという認識を持っていただけることが大切です。そのために、適切な言葉かけや情報提供するなどしてサポートするも必要でしょう。団体行動が苦手なのは自分だけではないと理解していただければ、早く集団に溶け込まなければいけないという強迫観念からも解放されると思います。緊張感がなくなれば、周りに親近感を抱くきっかけになるかもしれません。いずれ慣れるから焦ることはありませんとさりげなく伝えることが肝要です。帰る家がある人は、ご家族と相談して週末だけでも家に帰るのもいいと思います。

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